12. 融雪デッキ
着陸帯に積雪があればヘリコプターは着陸できません。ドクターヘリが飛来してくるときには着陸帯上の積雪は許されないのです。
コンクリート床を融雪するには熱源のスイッチをONして実際に雪を溶かし始めるまでに10時間もかかってしまうのです。また10センチ積もってしまった雪はまず溶かすことができません。熱源部の上にトンネルができてしまうのです。
このため冬がきたら春になるまでずっと床を温め続ける必要がありました。
融雪アルミデッキは熱源部を着陸帯表面に設置できるためスイッチONと同時に床面が暖まります。10センチの積雪も約1時間で溶かします。熱伝導率の高いアルミ蓋部が全体で暖まるため雪のトンネルもできません。
スイッチONの時間は1/20~1/50に軽減されます。